こんにちは。
タカミ住建の小池です。
築４８年のお宅の大リフォームは、キッチンや浴室などの痛みが大きい部分の床や土台を
解体し、耐震金物で強化したことを先日お伝えしました。
そしてその他にも、構造の強化のために壁を撤去し「筋かい」を入れました。
これで壁が強化され、耐力壁となったわけです。
もちろん、筋かいと柱、土台を接合する部分には接合金物を取付けました。
地震などで、それぞれの木材が外れてしまわないために、しっかりと固定します。
ちなみに、先日の地震はこの構造の強化工事が終わったあとにありました。
太い梁、筋かいや金物を取付けた建物は、十分にその威力を発揮してくれました。
耐震を考えた強化工事をして、おいて本当に良かったと思います。
新しくする床には床断熱をいれました。
まず、土台に渡した「大引（おおびき）」の上に「根太（ねだ）」を設置します。
下の写真で、大工さんが「根太」を設置しています。
下の写真のように、根太と根太の間に、床用の断熱材を設置しました。
断熱材を敷くことで、床からの断熱効率が格段に良くなります。
そして、断熱材の上に床(フローリング)の下地となる合板を敷いていきます。
暖かくて強い床に生まれ変わります。
天井も張り替えます。
下の写真のように、天井には「野縁(のぶち)」を設置しました。
野縁に天井の仕上げ材（石膏ボード）を張っていきます。
どうですか。
堂々とした「梁」でしょう。
これからまた何十年もこの家を支えていってくれるんですね。
年数を積み重ねた住宅も、構造を強化し補強ていくことで、これからも長く使われて
くことは、本当にうれしいですね。
これも４８年前のしっかりとした造り、良質な素材があってのことです。
お施主様のご両親に感謝。
この工事を行った昭和の職人さんたちに感謝。
大リフォーム工事は、まだまだ続きます。
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